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論理的思考法と仕組み化の構築

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ビジネスにおいて論理的思考スキルは必須と言われます。会社でのミーティングやプレゼンテーションなどで『何が言いたいのか分からない』『結論は何なの?』と参加した会議で思った経験、もしくは実際に言われたことある方もいると思います。

またこの論理的思考スキルがない人は問題解決能力が低く仕組み化が出来ずに長時間働くことになりがちです。今回は論理的思考の理解・メリット・仕組み化の方法について紹介していきます。

 

論理的思考(ロジカルシンキング)とは?

論理的思考とはロジカルシンキングとも言われており、物事を道筋を立てて考える能力です。見た目は複雑な物事があったとしても因果関係を整理して分析し矛盾なく課題解決まで導くこと。問題解決の場面で力を発揮する思考法といえます。

 

 

身につけるメリット

コミュニケーション能力が身に付く

普段の会話の中でも論理的に話せる人は根拠があるので信頼される確率は上がります。

相談を受けた時でも抽象的な答えではなく具体的に自分の言葉で伝えることが出来るので相手に好印象を与えやすく、説得力のある話し方が身に付きます。

 

仕事の再現性が高まる

売上が伸び悩んでいる時や問題が発生した場合に、話し合いを行っても具体的な解決策が出ない時があります。そんなときこそ複雑な問題を論理的に整理して『○○だから○○だ』という仮説を立てて解決策を考えることが出来ます。

例え解決策が間違って失敗したとしても、これは問題なありません。なぜなら仮説を立てて行動し結果とのギャップを埋めることが重要であり、この失敗した経験から次に同じような問題が起こっても同じ失敗を繰り返さないからです。これを感覚でやってしまうと、成功しても失敗しても『運』で片づけてしまいます。

 

意思決定能力の向上

仕事の場面で社長、幹部、店長などの役職者は答えのない問題に当たってしまいどうやって解決するか悩む場面は多々起こります。論理的に考えない、考えることが出来ないとどうなるか?答えは問題を先送りです。先ほどの仮説を立てて結果とのギャップを埋めていくことが重要だとお伝えしましたが、先送りでは本当の問題解決になりません。

問題が起きたら仮説立てし行動することが唯一の解決方法ですので、意思決定を行わないといけません。日本人は特に責任を負うのを嫌う傾向にありますし、一社員であればなおさら責任を負ってまで解決しようとはならない。社長や責任者などはこの意思決定を論理的思考で導き出すことは非常に重要と言えます。

 

論理的思考の鍛え方

大切なのは理解できたと思いますが、どうやって論理的思考を行うのか?これは日々の生活の中で正しく実践することで身についていきますので、具体的な鍛え方をご説明していきます。

受験問題を解く

これは数学の問題を解いていくことです。いきなり数学問題を解くといわれて苦手な方は頭を抱えると思いますが大丈夫です。細かく説明していきます。

鶴亀算ニュートン算をご存じない方は多いと思いますが、これは普通の学校教育では習っていないからです。簡単にいうと算数の文章問題となりますので論理的に計算する必要がある問題になります。

 

鶴亀算

鶴亀算は算数の文章題の典型問題または解き方の一種。小学生対象の問題として問われることが多いこともあり、通常は連立方程式を使わない解法を指す。

 ニュートン

ニュートン算は、算数や数学の文章題の一つ。速さや仕事に関する問題の応用ともいえる。 仕事算は、ある仕事を仕上げるための労働力とそれにかかる時間とが互いに反比例する関係にあり、これをもとにして解くものである

問題自体が公式に当てはめたりというより、論理的思考がないと解けない問題となっています。過程の部分で順序だてて解いていき答えに導いていくので、ビジネスの場面にも繋がります。

 

『なぜ』を繰り返す

これは性格も多少影響あると思いますが、なぞなぞで問題を聞いて分からない場合は皆さんすぐに答えを聞くタイプでしょうか?それともじっくり考え抜くタイプでしょうか?後者のじっくり考えるタイプの人は論理的思考の強い人が多いようです。

なぞなぞも『問題⇔答え』のギャップは何かを考えることになるので、すぐに答えを聞かない人は、仮説をたくさん作り道筋を考えていると言えます。日常生活でもこの『なぜ?』という疑問を常に見つけて答えを探る練習を心がけましょう。

例えば、

牛丼チェーン店の松屋には券売機はあるのに吉野家には置いてありません。券売機を導入すれば経費削減になるのになぜ?

・券売機を置くことで人が後ろにいるとメニュー選びを急かされてしまう。

・券売機のメンテナンスに費用かかる


など仮説が色々出ました。

答えは

『券売機を置くことでお昼などの時間帯は行列が出来てしまう』

という事でした。行列が出来ることは一見すると良いことだと思いますが、並んでいる列を見るとお客さんは他の飲食店にいってしまうそうです。全ての飲食店がこれに当てはまるとは思いませんが、牛丼チェーン店の特有の理由だという例えです。

このように日常に疑問を解決する習慣を身につけましょう。

 

仕組み化のマニュアル作り

仕組み作りの前に売上最大化

仕事の無駄を無くして効率化を求めていく上で仕組み化は必須となります。

しかし効率化ばかりを先に求めてしまうと事業自体が伸びていきません。まず最初に行うことは売り上げの最大化です。社長や店長などマネジメント層が現場を知り売上を最大化した状態が仕組み化への第一歩となります。ここを知らない場合、

『この社員だけが知っている』

『この社員がいなくなるとお店がまわらずに困る』

となりますので、まずは現場を知ることが大切です。そして社長がいなくても売上が立つ状態にしていくことが次のステップになります。

 

マニュアル作成のコツ

 売上を最大化出来たら次にマニュアル化していきます。マニュアル化とは

『トッププレーヤーと普通の社員の違いを言語化する』

という事になります。

臨機応変に対応しているように見えて多くの場合は実際はパターン化しています。そのパターン化している詳細をどれくらい見極めていけるか?がとても重要になります。

またマニュアルを作成する際は100%を求めてはいけません。トッププレーヤーを100%とするとマニュアル化することで80%までは落ちてしまいます。しかし80%出来る人材を増やすことで大きな落ち込みも無くなり、『あの社員がいないと困る』の状態から抜け出せます。

 

マニュアル化の実践

この講義を聞いて自店舗で実際に行ったことを紹介していきたいと思います。

 

売上の良いスタッフについて、なぜだ?と思うか周りに聞いた時、

『あの人は能力が高いからねー』

『あいつは要領良いからですよー』

本人にポイントを聞いても

『普通に臨機応変に提案しているだけですよー』

と、本当に参考になりませんでした。自分も能力や知識が豊富で口が上手いと思っていましたが実際に観察して分かったことがあります。

 

①準備の徹底

②顧客管理の詳細

③提案の具体性

 

この3つです。提案内容は録音してもらい、最初は嫌がられたが心の広い後輩で良かったです。笑

特に周りと違っていたのは②と③でした。準備として以前の購入リストや前に提案した時の詳細、会話の内容を記入したものを持参し、顧客管理に関しても家族構成や親兄弟など会話から聞いた内容をまとめていました。そして提案も結論を先に話すCREC法を使っており支離滅裂になっていない。

・準備段階で詳細の把握が優れている

・結論から簡潔に提案している(CREC法)

 

これ2点が周りのスタッフとの違いであり結果を出し続けている要因だと感じます。臨機応変と言いながら準備段階で周りと情報把握の差が大きく出ていました。詳細のリスト化や提案のトークスクリプト作成をマニュアル化して売上UPを目指している段階です。

まとめ

・論理的思考を身につける

・日常生活から『なぜ?』を常に考える

・売上の最大化の後に仕組み化する

言語化してマニュアル作成する

 

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